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Tux Paint
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バージョン 0.9.35
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## 子供向けのシンプルなお絵かきプログラム ##
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Copyright © 2002-2025 by various contributors; AUTHORS.txt 参照.
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https://tuxpaint.org/
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2025年3月24日
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| 目次 |
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| I. Tux Paint について |
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| II. Tux Paint の使い方 |
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| A. Tux Paint の起動 |
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| B. 起動画面 |
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| C. メインの画面 |
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| D. 各種のツール |
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| 1. 描画ツール |
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| a. ペイントブラシ「ふで」 |
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| b. 「はんこ」ツール |
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| c. 「せん」ツール |
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| d. 「かたち」ツール |
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| e. 「もじ」ツール、「ラベル」ツール |
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| f. 「ぬる」ツール |
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| g. 「まほう」ツール(特殊効果) |
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| h. けしゴム |
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| 2. そのほかの操作 |
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| a. 「とりけし」と「やりなおし」 |
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| b. 「さいしょから」 |
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| c. 「ひらく」 |
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| d. 「セーブ」 |
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| e. 「いんさつ」 |
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| f. 「スライドショー」 |
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| g. プログラムの終了 |
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| h. 効果音を消すには |
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| E. 操作方法 |
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| III. 他の画像の Tux Paint への読み込み |
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| IV. その他のドキュメント |
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| V. お問い合わせ先 |
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| VI. プロジェクトへの参加 |
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I. Tux Paint について
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### A. "Tux Paint" とは? ###
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Tux Paint は、3歳以上の小さな子供向けにデザインされたフリーのお絵かきソフトで
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す。シンプルで使いやすい操作方法と楽しい効果音を備え、マスコットキャラクターが
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子供たちの案内役を務めます。空っぽのキャンバスと様々な描画ツールが、子供たちの
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創造力をかき立てます。
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### B. 特長 ###
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→ 簡単に、そして楽しく ←
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Tux Paint は、一般向けの描画ツールではなく、小さな子供のためのシンプルなお
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絵かきソフトとなることを目指して、楽しく容易に使えるように作られています。
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効果音とマスコットキャラクターが、プログラムの操作をわかりやすく教えてくれ
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るとともに、ユーザーを楽しませてくれます。また、大きくて見やすいイラスト調
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のマウスポインターを採用しています。
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→ 拡張性 ←
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Tux Paint は、機能を拡張することができます。「ふで」や「はんこ」は、追加や
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削除が可能です。例えば、授業では、様々な生き物の画像を追加しておいて、生徒
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に生態系を描かせるといったことができます。それぞれの「はんこ」には、選択時
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に流れる音声、表示される説明文を設定できます。
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→ 移植性 ←
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Tux Paint は、Windows, Macintosh, Linux など、様々なプラットフォームに移植
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されており、どのプラットフォームでも見た目や使い方は変わりません。Tux Paint
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は、Pentium 133のような旧式のシステムでもうまく動作し、さらに遅いシステムで
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も動作するように構築することもできます。
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→ 簡単な操作 ←
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ユーザーは、コンピューターの複雑な機能に直接触れる必要がありません。描画中
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の作品は、プログラム終了時に保存され、再開時に表示されます。作品を保存する
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ために、ファイル名をつけたりキーボードを使う必要はありません。保存された作
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品は、縮小画像の一覧から選択するだけで読み込むことができ、コンピューターの
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他のファイルにアクセスすることはありません。
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→ 操作方法 ←
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Tux Paint には、ボタンのサイズ拡大、UIフォントの変更、キーボードや他の入力
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デバイス(ジョイスティック、ゲームパッドなど)を用いたカーソル操作、オンス
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クリーンキーボード、マウスクリックの固定など、操作性に関する多くのオプショ
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ンが用意されています。
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### C. 著作権 ###
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Tux Paint は、オープンソースのプロジェクトで、GNUの一般公衆利用許諾(GPL)基づ
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き公開されているフリーソフトウェアです。このソフトウェアは無料で、プログラムの
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ソースコードが利用可能です。(これにより、誰でも、機能を追加したり、不具合を修
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正したり、プログラムの一部を自分のGPLソフトウェアに使用することができます。)
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ライセンスの全文は、COPYING.txtをお読みください。
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### D. Tux Paint バージョン 0.9.35 での変更点 ###
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→ Improved color picker ←
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Better behavior when clicking/tapping and dragging hue/saturation box and
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value slider.
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→ Text clipboard paste support ←
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The "Text" and "Label" tools support pasting the copy/paste clipboard.
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→ "Hearts" Magic tool ←
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Draw a trail of floating hearts. ←
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→ "Sparkles" Magic tool ←
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Draw a trail of falling sparkles. ←
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→ "Stars" Magic tool ←
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Draw a trail of stars. ←
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全ての変更点については、CHANGES.txt をお読みください。
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II. Tux Paint の使い方
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### A. Tux Paint の起動 ###
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## 1. Linux または Unix のユーザー ##
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KDE あるいは GNOME のメニューの「グラフィックス」以下に、起動アイコンが
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設定されているはずです。
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その他、シェルプロンプト(例: "$")で次のコマンドを実行する方法がありま
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す:
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$ tuxpaint
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エラーが発生した場合は、端末にその内容が表示されます。(標準エラー出
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力)
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## 2. Windows のユーザー ##
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[Tux Paint アイコン]
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Tux Paint
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インストーラーを用いて Tux Paint をインストールする際、スタート・メ
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ニューやデスクトップにショートカットを作成するかどうかが選択できます。
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ショートカットを作成していれば、これらのアイコンから簡単に Tux Paint を
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起動できます。
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ポータブル版(ZIPファイル版)をダウンロードして Tux Paint をインストー
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ルした場合や、インストーラーでショートカットを作成しなかった場合は、
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"Tux Paint"のフォルダにある "tuxpaint.exe" のアイコンをダブルクリックし
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ます。
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インストーラーを用いた場合、「Tux Paint」のフォルダは、通常
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"C:\Program Files\TuxPaint\" に配置されます。(インストール時に、これを
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変更することもできます)
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ZIP ファイルを用いた場合、「Tux Paint」のフォルダは、任意の場所に配置で
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きます。
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## 3. macOS のユーザー ##
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"Tux Paint" のアイコンをダブルクリックします。
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[起動画面]
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### B. 起動画面 ###
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Tux Paint を起動すると、タイトル画面が表示されます。
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プログラムの読み込みが完了すると、何かキーを押すかマウスのクリックによ
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り次に進みます。(タイトル画面は、約5秒後に自動的に閉じます)
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### C. メインの画面 ###
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メインの画面は、次の各部に分けられます:
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[どうぐ: ふで, はんこ, せん, かたち, もじ, まほう, ラベル, とりけし, や
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りなおし, けしゴム, さいしょから, ひらく, セーブ, いんさつ, やめる]
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→ 左側: ツールバー「どうぐ」 ←
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ツールバーには、描画や編集を行うためのアイコンがあります。
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[描画キャンバス]
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→ 中央部: 描画キャンバス ←
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中央部の最も広い領域が描画キャンバスです。ここが絵を描く部分になり
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ます!
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💡 注: 描画キャンバスのサイズは、Tux Paint のウィンドウサイズに応じ
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て変わります。Tux Paint のウィンドウサイズは、Tux Paint 設定ツール
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を用いて変更できます。その他の方法については、各種設定についてのド
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キュメントを参照してください。
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[セレクタ - ふで、もじ、かたち、はんこ]
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→ 右側: セレクタ ←
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セレクタに表示される内容は、使用しているツールに応じて変わります。
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例えば、「ふで」ツールでは、様々な種類の筆が表示され、「はんこ」
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ツールでは、はんこの画像が表示されます。
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[いろ - いろ - くろ、しろ、あか、ぴんく、おれんじ、きいろ、みどり、みず
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いろ、あお、むらさき、ちゃいろ、はいいろ]
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→ 下部: カラーパレット「いろ」 ←
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使用中のツールが色をサポートしている場合、画面の下部付近に色の選択
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肢がパレットで表示されます。このパレットをクリックして色を選択する
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と、その色がツールで使用されます。(例えば、「ふで」ツールでは選択し
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たブラシで描く色として、「ぬる」ツールでは画像の領域を塗りつぶす色
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として使用します)。
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右端には色に関する3つの特別なオプションがあります。
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x スポイト
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スポイトを使えば、絵の中から色を選ぶことができます。
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(この機能を使うためのショートカットキーがあります; 以降を参
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照)
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x レインボーパレット
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レインボーパレットは、色相、彩度、明度を選択することで、任意の
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色を選ぶことができます。左側のボックスには、数百段階の色相 — 上
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部の赤から下部の紫まで — が、数百段階の彩度 — 左側の淡い色から
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右側の純色まで — で表示されます。縦のグレーの領域では、数百段階
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で、明度 — 上部が最も明るく、下部が最も暗い — を選ぶことができ
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ます。
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緑色のチェックボタンをクリックして色を確定します。「もどる」ボ
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タンをクリックすると、色を選択せずにポップアップを終了します。
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このツールの選択色に次のいずれかの色をセットすることもできます:
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% 組み込みのカラーパレットから選んだ色
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% スポイトで選んだ色
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% カラーミキサーで選んだ色
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x カラーミキサー
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絵の具のパレットのようなアイコンの「カラーミキサー」では、加法
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混色の三原色 — 赤、青、黄と、白(色合い)、グレー(色調)、黒
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(濃淡)を混ぜて色を作成することができます。
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どのボタンも複数回クリックできます(例えば、赤 + 赤 + 黄とク
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リックすると、赤橙色になります)。混合された色の比率は画面下部
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に表示されます。
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「さいしょから」ボタンをクリックすると、最初からやり直す(色が
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ない状態に戻す)ことができます。また、間違えた場合は、手順を何
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回でも取り消したり、やり直したりすることができます(最初からや
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り直す必要はありません)。
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緑色のチェックボタンをクリックして色を確定します。「もどる」ボ
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タンをクリックすると、色を選択せずにポップアップを終了します。
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⌨ 使用中のツールが色をサポートしている場合、「スポイト」機能に素早
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くアクセスするためのショートカットを使用することができます。
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[Control] キーを押しながらマウスをクリックしたままカーソルを動かす
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と、マウスカーソルの下にある色が表示されます。キャンバス全体をド
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ラッグして欲しい色が見つかったところでマウスボタンを離すと、カーソ
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ルの下にある色が選択されます。マウスをキャンバスの外(例えば「どう
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ぐ」の部分)で離すと、色の選択は変更されません。
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⚙ 注: カラーパレットの色は好みに応じて変更できます。変更方法につい
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ては、"各種設定について"のドキュメントを参照してください。
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(「かたち」ツールの使い方を説明している例)
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→ 最下部: ヘルプエリア ←
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画面の一番下の部分では、Linux ペンギンの Tux が、様々なヒントや関連
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情報をご提供します。
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### D. 各種のツール ###
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## 1. 描画ツール ##
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a. ペイントブラシ「ふで」 ←
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右側のセレクタから筆の種類を、下のパレットから色を選んで、フリーハ
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ンドで描画します。
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ボタンを押したままマウスを動かすと、描画できます。
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アニメーションブラシ — 描画中に形状が変化します。例として、ブドウ形
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のブラシが挙げられます。このタイプのブラシの選択ボタンには、小さな
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フィルムのアイコンが付いています。
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向きのあるブラシ — 描いている方向によって異なる形を描きます。例とし
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て、Tux Paint に含まれる矢印ブラシがあります。これらのブラシの選択
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ボタンには、小さな8方向の矢印のアイコンが付いています。
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また、いくつかのブラシは、方向とアニメーションを併せ持ちます。例と
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して、猫やリスのブラシがあります。このタイプのブラシの選択ボタンに
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は、小さなフィルムと8方向の矢印のアイコンが付いています。
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描画中にはサウンドが流れます。筆の大きさが大きいほど、低い音になり
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ます。
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ブラシの描画間隔
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「ふで」でキャンバスに描画する際の間隔を変更できます。標準で、
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いくつかのブラシ (足跡や花など) は重ならないように十分な間隔を
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空けてあります。他のブラシ (基本的な円形のものなど) は狭い間隔
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で連続した線になるように設定されています。
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描画の間隔は、右下にある三角形になったバーの列をクリックするこ
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とで変更できます。長いバーが広い間隔に対応します。描画間隔は、
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「ふで」を使用するツール(「ふで」ツールと「せん」ツール)の両
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方に影響します。
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⚙ 注: "nobrushspacing" オプションが設定されると、描画間隔の調整
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が無効になります。詳しくは"各種設定について"のドキュメントを参
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照してください。
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b.「はんこ」ツール ←
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「はんこ」ツールは、スタンプやステッカーを集めたようなものです。馬
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や木、月など、あらかじめ用意された様々な写真やイラストを絵に貼り付
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けることができます。
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マウスを動かすと、スタンプが押される位置と大きさを示す輪郭線が表示
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されるので、押したい場所でクリックします。
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→ スタンプの分類 ←
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スタンプは、動物、植物、宇宙、乗り物、人物といった多くのカテゴ
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リに分類されています。セレクタの左右の矢印のボタンを使ってカテ
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ゴリを切り替えることができます。
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→ "スタンプの回転" ←
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右下のトグルボタンを使って、スタンプを配置する際の回転を有効に
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することができます。スタンプを配置したらキャンバス上でマウスを
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動かして回転させる角度を選びます。もう一度マウスボタンをクリッ
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クすると、スタンプが追加されます。
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⚙ 注:"スタンプの回転" オプションが無効化されている場合、回転の
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手順は省略され、マウスを放した時点でスタンプが確定します。 ""ス
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タンプの回転"" ("stamprotation") についての詳細は、各種設定につ
|
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いて" のドキュメントを参照して下さい。
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📜 注: はんこの回転機能は Tux Paint バージョン 0.9.29 で追加され
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ました。
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→ スタンプの操作 ←
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スタンプを絵に貼り付ける前に、以下の様々な効果を適用することが
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できます(スタンプの種類によって異なります):
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* スタンプには色をつけることができるものがあります。その場
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合、カラーパレットが有効になり、スタンプを絵に貼り付ける前
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に色を選ぶことができます。
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* スタンプは、右下の三角形のバーの中をクリックすることで、縮
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小・拡大することができます。
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||
* 多くのスタンプは、右下の操作ボタンを使って、上下・左右に反
|
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転させることができます。
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||
⚙ 注: "nostampcontrols" オプションが設定されると、スタンプの回
|
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転、拡大・縮小、反転が無効になります。詳しくは"各種設定について
|
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"のドキュメントを参照してください。
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→ スタンプの効果音 ←
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個々のスタンプごとに効果音を設定することができます。画面下部の
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左側のヘルプエリア(Linux ペンギン "Tux"の近く)にあるボタンを
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押すと、効果音を再生することができます。
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c.「せん」ツール ←
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様々な種類の筆と好きな色を使って直線を描くツールです。
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線を引き始めたい場所でクリックして、そのままマウスを動かすと、描か
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れる線の位置が細い「ゴムバンド」のような線で示され、画面の下には、
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線の角度が表示されます。右にまっすぐ伸びる線は0度、上にまっすぐ伸び
|
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る線は90度、左にまっすぐ伸びる線は180度、下にまっすぐ伸びる線は270
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度、という具合です。
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マウスを放すと、バネのような効果音とともに線が描画されます。
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アニメーション対応のブラシでは、線に沿って形が変化します。指向性の
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ブラシでは、線の角度に応じて異なる形状を表示します。さらに、アニ
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メーションと指向性の両方を備えたブラシもあります。詳しくは、上記の
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「ふで」の項をご覧ください。
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線に沿って形が並んだり、連続した線になったりと、それぞれの「ふで」
|
||
毎に異なる描画間隔が設定されており、この間隔は変更することができま
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す。詳しくは、"ペイントブラシ「ふで」"の"ブラシの描画間隔"のセク
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ションを参照して下さい。
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d.「かたち」ツール ←
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簡単な図形を描きます。
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まず、円、正方形、楕円など、描きたい図形を、右側のセレクタから選択
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します。
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右下のオプションボタンで「かたち」ツールの動作を選択します:
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→ 真ん中から広げる ←
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最初にクリックした位置を中心として図形を拡大します。
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📜 バージョン 0.9.24 までは、このような動作だけでした。
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→ 角から広げる ←
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最初にクリックした位置を左上の角として図形を拡大します。これ
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は、他の多くのお絵かきソフトの標準的な動作です。
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||
📜 このオプションは、バージョン 0.9.25 以降で追加されました。
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⚙ 注: "noshapecontrols" オプションをつけて起動するなどして、「かた
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ち」ツールの動作の制御を無効にした場合、オプションボタンは表示され
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ず、真ん中から図形を広げる動作になります。
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図形を描くには、キャンバス上でマウスをクリックし、そのままマウスを
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動かして図形を広げます。楕円や長方形のように縦横比を変えられる図形
|
||
と、正方形や円のように縦横比を変えられない図形があります。
|
||
|
||
比率を変更できる図形の場合は、下部に図形の長短の比率が表示されま
|
||
す。例えば、正方形(縦と横が同じ長さ)の場合は「1:1」、横が縦の2倍
|
||
または縦が横の2倍の場合は「2:1」といった具合です。
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図形を広げ終わったらマウスを放します。
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→ 通常の動作 ←
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ここで、キャンバス上でマウスを動かして図形を回転させることがで
|
||
きます。回転した図形の角度は画面の下に表示されます(「せん」
|
||
ツールと同様)。
|
||
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||
最後にもう一度マウスをクリックして、図形が完成します。
|
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||
→ 簡易描画モード ←
|
||
簡易描画モードが設定されている場合、図形を回転させる手順は省略
|
||
され、マウスを放した時点で図形が描画されます。
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||
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||
⚙ "簡易描画モード" ("simpleshapes") についての詳細は、各種設定
|
||
について" のドキュメントを参照して下さい。
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e.「もじ」ツール、「ラベル」ツール ←
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まず、右側のセレクタからフォントを、下部のパレットから色を選択しま
|
||
す。さらに、テキストに太字や斜体のスタイルを適用することもできま
|
||
す。画面をクリックするとカーソルが表示され、文字を入力することがで
|
||
きます。(入力した文字がキャンバスに反映される前に、フォント、色、ス
|
||
タイルを変更することができます)
|
||
|
||
[Enter]キー、または[Return]キーを押すと文字が描画され、カーソルが次
|
||
の行に下がります。
|
||
|
||
また、[Tab]キーを押すと、文字が描画された後、カーソルは、次の行では
|
||
なく、右側に移動します。これは、1行の中で異なったフォント、字体、
|
||
フォントサイズ、色などを混在させたい場合に便利な方法です。
|
||
|
||
Text from the clipboard (copy/paste buffer) can be inserted with
|
||
the "Text" and "Label" tools by pressing the [Control] + [V] key
|
||
combination on a physical keyboard, or clicking the "Paste" button
|
||
in Tux Paint's on-screen keyboard. If the text would exceed the
|
||
right edge of the canvas, it will wrap to a new line of text (going
|
||
back to the previous space or dash ('-') if possible). If the text
|
||
hits the bottom of the canvas, the pasting will abort, truncating
|
||
the text.
|
||
|
||
文字の入力中に別の場所をクリックすると、入力内容を維持したまま、文
|
||
字を貼り付ける位置をクリックした位置に移動させ、文字入力を続けるこ
|
||
とができます。
|
||
|
||
→ 「もじ」ツールと「ラベル」ツールの違い ←
|
||
|
||
「もじ」ツールは、Tux Paint に以前からある文字入力ツールです。
|
||
このツールで入力した文字列は絵と一体化するため、後から文字列の
|
||
内容を編集したり、動かしたりすることはできません。一方、絵と一
|
||
体化することで、上から塗りつぶしたり、「よごす」「そめる」「う
|
||
きぼり」といった「まほう」ツールの効果で修正を加えることができ
|
||
ます。
|
||
|
||
Tux Paint バージョン 0.9.22 で追加された「ラベル」ツールでは、
|
||
文字は絵から「浮いて」おり、文字列の内容、位置、フォント、色な
|
||
どの情報は個別に記録されます。これにより、「ラベル」は後から移
|
||
動や編集が可能です。
|
||
|
||
ラベルを編集するには、ラベルと指が描かれた「ラベル選択」ボタン
|
||
をクリックします。図面内のすべてのラベルがハイライト表示される
|
||
ので、編集したいラベルをクリックするか、[Tab] キーでラベルの選
|
||
択を順に切り替えて、編集したいラベルで [Enter] キーか [Return]
|
||
キーを押すと、そのラベルを編集できます。([Backspace] キーで文
|
||
字を消したり、追加で文字を入力したり、キャンバス内をクリックし
|
||
てラベルの位置を変えたり、パレット内をクリックしてラベルの文字
|
||
の色を変えたり、など)。
|
||
|
||
ラベルと手のひらが描かれた「貼り付け」ボタンをクリックすると、
|
||
もじツールを使って文字を書き加えたかのように、ラベルをキャンバ
|
||
スに固定することができます。(この機能は Tux Paint version
|
||
0.9.28 で追加されました。) 作品のすべてのラベルがハイライト表示
|
||
されるので、ラベルを編集する場合と同じように、ラベルを選択しま
|
||
す。選択したラベルは削除され、文字がキャンバスに直接書き込まれ
|
||
ます。
|
||
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||
⚙ 「ラベル」ツールは、Tux Paint 設定ツールや、"nolabel"オプショ
|
||
ンにより、無効にすることができます。
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||
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||
📜 The ability to paste text from the clipboard was added in Tux
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||
Paint 0.9.35
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→ 多言語文字入力 ←
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||
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||
Tux Paint では、様々な言語の文字を入力することができます。たい
|
||
ていのラテン文字(A-Z, ñ, è など)は、直接入力できます。また、
|
||
いくつかの言語では、入力モードを切り替えて、複数のキーの組み合
|
||
わせを用いて文字を入力する必要があります。
|
||
|
||
Tux Paint が、個別の入力モードがサポートされている言語に設定さ
|
||
れている場合、特定のキーを押下することで、入力モードを切り替え
|
||
ることができます。
|
||
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||
サポートされている言語、入力方式、切り替えキーは以下のとおりで
|
||
す。
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* 日本語— ローマ字入力方式のひらがな、カタカナ— 右[Alt] キー
|
||
または左[Alt] キー
|
||
* ハングル— 2-Bul入力方式— 右[Alt] キーまたは左[Alt] キー
|
||
* 繁体中文— 右[Alt] キーまたは左[Alt] キーキー
|
||
* タイ語— 右[Alt] キー
|
||
|
||
💡 注: 大抵のフォントには全ての言語の全ての文字は含まれていませ
|
||
ん。このため、入力したい文字が含まれるフォントに変更する必要が
|
||
ある場合があります。
|
||
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||
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||
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||
→ 画面キーボード ←
|
||
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||
An optional on-screen keyboard is available for the Text and
|
||
Label tools, which can provide a variety of layouts and
|
||
character composition (e.g., composing "a" and "e" into "æ").
|
||
Run Tux Paint with the "--onscreen-keyboard" option, or enable
|
||
that setting in Tux Paint's configuration file, to enable it.
|
||
Multiple layouts are offered (currently "QWERTY" and "ABC"),
|
||
which the user can switch between. Additional configuration
|
||
options allow specifying a default layout, as well as
|
||
preventing the layout from being changed.
|
||
|
||
The on-screen keyboard appears at the bottom or top of the Tux
|
||
Paint window, obscuring part of the canvas, depending on where
|
||
the text insertion cursor is placed. Along with alphabetic,
|
||
numeric, and some punctuation keys, the keyboard provides:
|
||
* A "Backspace" key (⇐) to remove the previous character
|
||
* A "Carriage Return" ("Return"/"Enter") key (⏎) to end the
|
||
current input and begin a new one on the following line
|
||
(below and to the left)
|
||
* A "Tab" key (⇔) to end the current input and begin a new
|
||
one at the current cursor position
|
||
* A "Shift" key (⇑) to shift alphabetic keys from lowercase
|
||
to uppercase, access more punctuation, etc.
|
||
* A "Caps Lock" key (⤒) to toggle permanent shifting of
|
||
alphabetic keys from lowercase to uppercase (click it again
|
||
to disable caps lock)
|
||
* A "Compose" key ("Cmp"), to initiate character composition
|
||
(e.g., click "Cmp", "a", "e" to produce an "æ" character)
|
||
* An "Alternate Graphics" key ("AltGr") to access additional
|
||
characters (e.g., "¿", "ß", etc.)
|
||
* An "Alternate" key ("Alt")
|
||
* A "Paste" key to paste the current clipboard's text into
|
||
the Text or Label tool
|
||
* Left and right arrows (← & →) to access different on-screen
|
||
keyboard layouts
|
||
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||
⚙ 詳細については "各種設定について" と "Tux Paintの拡張" のド
|
||
キュメントを参照してください。
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||
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||
f.「ぬる」ツール ←
|
||
|
||
「ぬる」ツールは、描画の連続した領域を好きな色で塗りつぶします。以
|
||
下の3 つの塗りつぶしオプションが用意されています:
|
||
x たんしょく — 領域を一つの色で塗りつぶします。
|
||
x ふで — フリーハンドでドラッグして、領域を一つの色で塗りつぶしま
|
||
す。
|
||
x せんけい — 領域をクリックしてからドラッグすると、ドラッグした方
|
||
向に向かって色が薄くなるようにグラデーションをつけて塗りつぶし
|
||
ます。
|
||
x ほうしゃ — クリックした場所を中心に周りに向かって放射状に色が薄
|
||
くなるようにグラデーションをつけて塗りつぶします。
|
||
x あわせる — クリックした領域の輪郭に合わせて色が薄くなるようにグ
|
||
ラデーションをつけて塗りつぶします。
|
||
x Eraser — click once to erase an area, exposing the solid color
|
||
background, or starter or template background image, upon which
|
||
the drawing was based. (See 各種のツール > 描画ツール > けしゴ
|
||
ム and そのほかの操作 > レイヤー画像.)
|
||
|
||
📜 注: Tux Paint 0.9.24 より前のバージョンでは、このツールは「まほ
|
||
う」ツールのひとつでした。(「まほう」ツールについては、以下をご覧
|
||
ください) Tux Paint 0.9.26 より前のバージョンでは、「たんしょく」
|
||
の塗りつぶし方法しかありませんでした。 Tux Paint 0.9.29で、「あわせ
|
||
る」の塗りつぶし方法が追加されました。
|
||
|
||
|
||
|
||
g.「まほう」ツール(特殊効果) ←
|
||
|
||
「まほう」ツールは、様々な特殊なツールを集めたものです。右側のセレ
|
||
クタで、「まほう」の効果を選択することができます。効果を適用する方
|
||
法は、クリック+ドラッグ、単なるクリックなど、ツールごとに様々で
|
||
す。
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||
|
||
「まほう」ツール
|
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||
「magic-docs」フォルダ内のドキュメント「まほう」ツールの一覧も
|
||
お読みください。
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|
||
「まほう」効果の制御
|
||
|
||
|
||
クリック+ドラッグを使用するツールの場合、右側のセレクタの下部
|
||
左側にある「描画モード」を表すボタンが有効になります。1クリッ
|
||
クで画面全体に効果を及ぼすツールの場合、右側の「全画面モード」
|
||
を表すボタンが有効になります。
|
||
|
||
⚙ 注: "nomagiccontrols" オプションが設定されると、「描画モー
|
||
ド」「全画面モード」の選択ボタンが無効になります。詳しくは"各種
|
||
設定について"のドキュメントを参照してください。
|
||
|
||
💡 「まほう」効果の制御が無効にされた場合、いくつかの「まほう」
|
||
プラグインは「描画モード」「全画面モード」に対応するツールに分
|
||
かれて利用できるようになります。
|
||
|
||
「まほう」サイズの制御
|
||
|
||
|
||
「まほう」ツールの中には描画のサイズや効果が及ぶ幅の大きさを変
|
||
更できるものがあり、その場合、画面の右下にスライダーボタンが表
|
||
示されます。
|
||
|
||
⚙ 注: "nomagicsizes" オプションが設定されると、サイズを変更スラ
|
||
イダーのボタンが無効になります。詳しくは"各種設定について"のド
|
||
キュメントを参照してください。
|
||
|
||
💡 サイズ変更が無効にされると、単にツールごとの標準のサイズに固
|
||
定される場合と、例えば「れんが」や「めだま」などいくつかのプラ
|
||
グインのように、異なるサイズのツールが追加される場合がありま
|
||
す。
|
||
|
||
📜 このオプションは、バージョン 0.9.30 以降で追加されました。
|
||
|
||
⚙ 注: "ungroupmagictools" オプションが設定されると、「まほう」ツー
|
||
ルは関連性に応じたグループ化が行われず、単一の大きなリストとして表
|
||
示します。詳しくは"各種設定について"のドキュメントを参照してくださ
|
||
い。
|
||
|
||
|
||
|
||
h.けしゴム ←
|
||
|
||
このツールは「ふで」(ペイントブラシ)と似た働きをします。どこをク
|
||
リック(またはクリック&ドラッグ)しても、作品に描いたものは消去さ
|
||
れ、描画を開始したときに選択した背景(無地、「スターター」画像の背
|
||
景、「テンプレート」画像など)が表れます。(各種のツール > そのほか
|
||
の操作 > 「さいしょから」もご確認ください。)
|
||
|
||
様々なタイプの消しゴムがあり、それぞれに大きさを選べます。
|
||
x 正方形 — 正方形の消しゴム。描画を完全に消去します。
|
||
x 円形 — 円形の消しゴム。描画を完全に消去します。
|
||
x ソフトエッジ — ソフトな輪郭の部分で背景と混じり合う円形の消しゴ
|
||
ム。
|
||
x 透明な円形 — 丸い形の消しゴムで、描画部分を背景になじませます。
|
||
繰り返して使うと、背景が次第に露出します。
|
||
|
||
マウスの動きに合わせて、消しゴムの輪郭がマウスカーソルの位置に表示
|
||
され、絵のどの部分が消されるかを示します。
|
||
|
||
消している間、「キュッキュッ」と擦って消す効果音が流れます。
|
||
|
||
⌨ [X] キーを押しながらマウスをクリックすると、小さな丸い消しゴムを
|
||
すばやく使うことができます(もじ/ラベルツール選択時、はんこや図形の
|
||
回転中、インタラクティブなまほうツールを使用している間は無効で
|
||
す)。マウスを離すと、選択中のツールに戻ります。
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
## 2. そのほかの操作 ##
|
||
|
||
a.「とりけし」と「やりなおし」 ←
|
||
|
||
「とりけし」ボタンをクリックすると、直前に行った操作が取り消されま
|
||
す。いくつもの操作をさかのぼって取り消すことができます!
|
||
|
||
⌨ 注: キーボードで [Control / ⌘] + [Z] を押してもとりけしできます。
|
||
|
||
「やりなおし」ボタンをクリックすると、「とりけし」ボタンで取り消し
|
||
た操作を元に戻すことができます。
|
||
|
||
「とりけし」操作の後、描画を行っていなければ、取り消した全ての操作
|
||
を元に戻せます!
|
||
|
||
⌨ 注: キーボードで [Control / ⌘] + [R] を押してもやりなおしできま
|
||
す。
|
||
|
||
|
||
|
||
b.「さいしょから」 ←
|
||
|
||
Clicking the 'New' button will start a new drawing. A dialog will
|
||
appear where you may choose to start a new picture using a solid
|
||
background color, or using a 'Starter' or 'Template' image (see
|
||
below). You will first be asked whether you really want to do this.
|
||
|
||
「けしゴム」ツールを使うと、描画した部分が消去され、最初に選択した
|
||
背景が露出します。 (各種のツール > 描画ツール > けしゴムもご確認く
|
||
ださい。)
|
||
|
||
⌨ 注: キーボードで [Control / ⌘] + [N] を押しても新規作成ができま
|
||
す。
|
||
|
||
→ 単色のキャンバス ←
|
||
あらかじめ用意されている背景色のほか、レインボーパレットやカ
|
||
ラーミキサーで色を選択することができます。これらは、絵を描くと
|
||
きにキャンバスの下に表示されるカラーパレットにあるオプションと
|
||
同じように操作します。詳細はメインの画面 > 下部: カラーパレット
|
||
「いろ」 > 色に関する特別なオプションを参照。
|
||
|
||
レイヤー画像 ←
|
||
* レイヤー画像には、塗り絵のページのようなもの(白黒の線で描
|
||
かれ、色を塗ることができる)や、前景レイヤーと背景レイヤー
|
||
に挟まれた部分に絵を描ける3D画像のようなものがあります。
|
||
* また、このほかに、背景レイヤーだけの画像も用意されていま
|
||
す。
|
||
|
||
When using the 'Eraser' tool or the 'Eraser' mode of the 'Fill'
|
||
tool, the original image from the 'Starter' or 'Template' will
|
||
reappear. (See 各種のツール > 描画ツール > けしゴム and 「ぬ
|
||
る」ツール.)
|
||
|
||
The 'Flip' and 'Mirror' Magic tools affect the orientation of
|
||
the 'Starter' or 'Template', as well. (See 各種のツール > 「ま
|
||
ほう」ツール(特殊効果) > Flip and Mirror.)
|
||
|
||
レイヤー画像は、その上に絵を描いて保存すると新しい絵として保存
|
||
され、元々のレイヤー画像自体は上書きされないので、後で(「さい
|
||
しょから」ダイアログからアクセスして)何度でも使うことができま
|
||
す。
|
||
|
||
⚙ 独自のスターター画像やテンプレート画像を作成することができま
|
||
す。ドキュメント「Tux Paint の拡張」の「スターター」と「テンプ
|
||
レート」のセクションを参照してください。
|
||
|
||
💡 また、保存した作品をTux Paintの「ひらく」ダイアログから直接テ
|
||
ンプレートに変換することもできます。以下の「ひらく」を参照して
|
||
ください。
|
||
|
||
|
||
|
||
→ 自作テンプレートの削除 ←
|
||
|
||
「さいしょから」ダイアログで自作テンプレート(「ひらく」ダイア
|
||
ログの「テンプレート」ボタンを使って作成したもの)を選択する
|
||
と、リストの右下に「けす」(ゴミ箱)ボタンが表示されます。これ
|
||
をクリックすると、選択したテンプレートが消去されます。(確認を求
|
||
められます)
|
||
|
||
💡 注: Linux、Windows、macOSでは、削除した作品は、デスクトップの
|
||
ゴミ箱に移動するので、後で元に戻すことができます。
|
||
|
||
⚙ 注: 「けす」ボタンは、"noerase" オプションで無効にできます。
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
⚙ 注:単色のキャンバスは、"newcolorslast" オプションによって、「さい
|
||
しょから」ダイアログの最後(スターターとテンプレートの下)に配置す
|
||
ることができます。
|
||
|
||
|
||
|
||
c.「ひらく」 ←
|
||
|
||
「ひらく」をクリックすると、保存されている全ての作品のリストが表示
|
||
されます。リストが画面に収まりきらない場合は、上下の矢印のボタンで
|
||
リストをスクロールできます。
|
||
|
||
まず、絵をクリックして選択します…
|
||
x 左下にある緑色の「ひらく」ボタンで、選択した作品を読み込んで編
|
||
集することができます。
|
||
|
||
(または、開きたい作品をダブルクリックします)
|
||
|
||
💡 絵を開く時に、それまで描いていた絵が保存されていなければ、保
|
||
存するかどうかを確認します。(「セーブ」の項を参照)
|
||
|
||
x 右下にある茶色の「けす」(ゴミ箱) ボタンで、選択した作品を削除し
|
||
ます。(本当に削除して良いか確認されます)
|
||
|
||
📜 注: Linux(バージョン 0.9.22以降)、Windows(バージョン
|
||
0.9.27以降)、macOS(バージョン 0.9.29以降)では、削除した作品
|
||
は、デスクトップのゴミ箱に移動するので、後で元に戻すことができ
|
||
ます。
|
||
|
||
⚙ 注: 「けす」ボタンは、"noerase" オプションで無効にできます。
|
||
|
||
x 右下の「かきだす」のボタンをクリックすると、ユーザーの標準の画
|
||
像フォルダ(例: "~/Pictures/TuxPaint/")に画像を出力します。
|
||
|
||
「ひらく」の画面からは、以下のこともできます:
|
||
x 左側の一番下にある青色の「スライド」のボタンを押すと、スライド
|
||
ショーモードになります。詳しくは「スライドショー」の項を参照。
|
||
|
||
x 左下の青い「テンプレート」ボタンをクリックすると、選択した作品
|
||
が新しいテンプレートに変換され、「さいしょから」ダイアログから
|
||
利用できるようになります。
|
||
|
||
📜 注: テンプレート作成機能は Tux Paint バージョン 0.9.31 で追加
|
||
されました。上記以外の方法で独自のテンプレートを作成するには,
|
||
ドキュメント「Tux Paint の拡張」をご覧下さい。
|
||
|
||
⚙ テンプレート作成機能は、Tux Paint 設定ツールで「テンプレート
|
||
作成機能を無効にする」を選択するか、"notemplateexport"オプショ
|
||
ンを指定してTux Paintを起動することで無効にすることができます。
|
||
|
||
x 右下にある赤色の「もどる」ボタンを押すと、絵を描く画面に戻りま
|
||
す。
|
||
|
||
⌨ 注: キーボードで [Control / ⌘] + [O] を押しても「ひらく」ダイアロ
|
||
グを表示できます。
|
||
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||
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||
|
||
d.「セーブ」 ←
|
||
|
||
描画中の作品を保存します。
|
||
|
||
一度も保存していない作品の場合、作品のリストに新しく追加されます。
|
||
(つまり、新しいファイルを作成します)
|
||
|
||
💡 注: ファイル名の入力などを求めることはなく、カメラのシャッター音
|
||
の効果音とともに、単に作品を保存します。
|
||
|
||
一度保存操作をした後や、「ひらく」コマンドで読みこんだ作品の場合、
|
||
以前のバージョンを上書きするか、新しく追加して保存するかを確認しま
|
||
す。
|
||
|
||
⚙ 注: "saveover" オプション、または "saveovernew" オプションのどち
|
||
らかが設定されている場合は、確認なしに保存されます。詳しくは"各種設
|
||
定について"のドキュメントを参照してください。)
|
||
|
||
⌨ 注: キーボードで [Control / ⌘] + [S] を押しても作品を保存できま
|
||
す。
|
||
|
||
|
||
|
||
e.「いんさつ」 ←
|
||
|
||
このボタンを押して作品を印刷します!
|
||
|
||
多くのプラットフォームでは、[Alt] key (Mac では [Option] キー) を押
|
||
しながら「いんさつ」ボタンを押すと、プリンターの設定画面が開きま
|
||
す。この機能は、フルスクリーンモードでは動作しない点に注意して下さ
|
||
い。
|
||
|
||
→ 印刷の無効化 ←
|
||
|
||
オプションで "noprint" を設定すれば、「いんさつ」のボタンを無効
|
||
にすることができます。
|
||
|
||
⚙ 詳細は "各種設定について" のドキュメントを参照して下さい。
|
||
|
||
|
||
|
||
→ 印刷機能の制限 ←
|
||
|
||
オプションで "printdelay" を設定すれば、設定に応じた一定の時間
|
||
ごとに1回だけしか印刷できなくなります。
|
||
|
||
例えば、設定ファイルで "printdelay=602" と設定すれば、1分間に1
|
||
回だけ印刷ができます。
|
||
|
||
⚙ 詳細は "各種設定について" のドキュメントを参照して下さい。
|
||
|
||
|
||
|
||
→ 印刷コマンド ←
|
||
|
||
(Linux 及び Unix の場合のみ)
|
||
|
||
Tux Paint は、PostScript 形式の印刷データを作成し、外部プログラ
|
||
ムに渡して印刷を行います。標準の設定では、以下のコマンドが使用
|
||
されます:
|
||
|
||
lpr
|
||
|
||
このコマンドは、設定ファイルの "printcommand" オプションを設定
|
||
することで変更できます。
|
||
|
||
フルスクリーンモードでなければ "[Alt]" キーを押しながら「いんさ
|
||
つ」ボタンを押すと、別の印刷プログラムを起動することができま
|
||
す。標準の設定では、KDE のグラフィカルな印刷ダイアログである、
|
||
以下のプログラムが使用されます:
|
||
|
||
kprinter
|
||
|
||
このコマンドは、設定ファイルの "altprintcommand" オプションを設
|
||
定することで変更できます。
|
||
|
||
⚙ 詳細は "各種設定について" のドキュメントを参照して下さい。
|
||
|
||
|
||
|
||
→ プリンターの設定 ←
|
||
|
||
(Windows 及び macOS)
|
||
|
||
標準の設定では、「いんさつ」ボタンを押すと、通常使うプリンター
|
||
に出力されます。
|
||
|
||
フルスクリーンモードでなければ、[Alt] (または [Option]) キーを
|
||
押しながら「いんさつ」ボタンを押すと、オペレーションシステム標
|
||
準の印刷ダイアログが表示され、出力先などの設定を変更することが
|
||
できます。
|
||
|
||
"printcfg" オプションを設定すれば、プリンターの設定の変更を保存
|
||
することができます。
|
||
|
||
"printcfg" オプションを設定すると、プリンターの設定は、ユーザー
|
||
の個人フォルダの "printcfg.cfg" から読み込まれ、変更した設定は
|
||
このファイルに保存されます。
|
||
|
||
⚙ 詳細は "各種設定について" のドキュメントを参照して下さい。
|
||
|
||
|
||
|
||
→ 印刷ダイアログのオプション ←
|
||
|
||
標準の設定では、印刷ダイアログは、[Alt] (または [Option]) キー
|
||
を押しながら「いんさつ」ボタンを押した場合にのみ表示されます(
|
||
Linux/Unixでは、"lpr" の代わりに "altprintcommand"; すなわち
|
||
"kprinter" が起動します。)
|
||
|
||
この印刷ダイアログの動作は、設定により変更できます。毎回必ず印
|
||
刷ダイアログを表示させるには、コマンドラインで
|
||
"--altprintalways" を指定するか、設定ファイルで "altprint=
|
||
always" を指定します。反対に、"--altprintnever" または
|
||
"altprint=never" を指定することで、"[Alt]" (または "[Option]2)
|
||
キーの効果を無効にできます。
|
||
|
||
⚙ 詳細は "各種設定について" のドキュメントを参照して下さい。
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
f.「スライドショー」 ←
|
||
|
||
「スライドショー」の機能は、「ひらく」ダイアログから利用できます。
|
||
Tux Paint の中で、簡単なアニメーションや画像のスライドショーを再生
|
||
することができます。また、選択した画像を元にアニメーションGIFを書き
|
||
出すこともできます。
|
||
|
||
→ 画像を選ぶ ←
|
||
|
||
「スライド」セクションに入ると、「ひらく」ダイアログと同じよう
|
||
に、保存したファイルの一覧が表示されます。
|
||
|
||
次に、スライドショーで表示したい作品を、一つずつクリックして選
|
||
択します。それぞれの画像の上に、スライドショーで表示される順番
|
||
を表す数字が示されます。
|
||
|
||
選択された画像をもう一度クリックすると、選択を解除し、スライド
|
||
ショーから除外します。同じ画像もう一度クリックすると、をリスト
|
||
の最後に追加できます。
|
||
|
||
|
||
|
||
→ 再生スピードの設定 ←
|
||
|
||
画面左下「かいし」の隣にあるのスライドバーで、スライドショーや
|
||
アニメーションGIFのスピードを調節できます。スライドバーを一番左
|
||
に設定すると、スライドショーの自動進行が無効になり、次のスライ
|
||
ドに進むにはクリックが必要になります。(以下をご確認下さい)
|
||
|
||
💡 注: 最も遅いスピードに設定するとスライドの自動進行が無効にな
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ります。1枚ずつ手動でスライドを進めたい場合に、この設定を用い
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てください。(この動作はアニメーションGIFには適用されません)
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→ Tux Paint 上での再生 ←
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Tux Paint 内でスライドショーを再生するには「かいし」ボタンをク
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リックします。
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💡 注: 作品を一つも選択していない場合、保存されている全ての作品
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がスライドショーで表示されます!
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スライドショーの実行中は、[Space] キー、[Enter] キー、[Return]
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キー、[右矢印] キーのいずれかを押すか、または、画面左下の "つぎ
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へ" ボタンのクリックすれば、手動で次のスライドに進みます。[左矢
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印] キーを押すと前のスライドに戻ります。
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[Escape] キーを押すか、右下の「もどる」ボタンをクリックすると、
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スライドショーを終了し、作品選択の画面に戻ります。
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→ アニメーションGIFの書き出し ←
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右下の「かきだす」ボタンをクリックすると、選択した画像を元にア
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ニメーションGIFファイルを生成します。
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💡 注: 少なくとも2つの画像を選択する必要があります。(画像を1
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枚だけ書き出す場合は、「ひらく」ダイアログの「かきだす」オプ
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ションを用います)。1枚も画像を選択していない場合、アニメー
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ションGIFは生成されません。
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アニメーションGIFの生成中に [Escape] キーを押すと、処理を中断し
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て「スライドショー」ダイアログに戻ります。
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さらに「もどる」ボタンをクリックすれば、「ひらく」ダイアログに戻り
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ます。
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g.プログラムの終了 ←
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「やめる」ボタンを押すか、Tux Paint のウィンドウを閉じるか、
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[Escape] キーを押せば、Tux Paint が終了します。
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その際、本当に終了するかどうかを確認されます。
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作品を保存していない状態で終了しようとした場合は、絵を保存するかど
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うかを訪ねられます。さらに、新規に作成した作品でなければ、以前の
|
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バージョンを上書きするか、新しく保存するかを確認されます。(上記の「
|
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セーブ」の項をご覧下さい。)
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⚙ 注: "startblank" オプションが設定されている場合を除き、終了時に保
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存した作品は、次に Tux Paint を起動するときに自動的に読み込まれま
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す。
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⚙ 注: 「やめる」ボタンと [Escape] キーによるプログラム終了は、
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"noquit" オプションで無効にできます。
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この場合、タイトルバーの「閉じる」ボタンか、[Alt] + [F4] キーで終了
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することができます。
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また、上記のどちらの方法も使えない場合、[Shift] + [Control / ⌘] +
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[Escape] のキーの組み合わせで終了できます。
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⚙ 詳細は "各種設定について" のドキュメントを参照して下さい。
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h.効果音を消すには ←
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今のところ画面上には消音のためのボタンはありませんが、[Alt] + [S]
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キーを押すと効果音は無効になり、もう一度押すと有効になります。
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なお、"nosound" オプションによって効果音が無効にされている場合は、
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[Alt] + [S] キーによる効果音の操作はできません。(親や先生が効果音
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を無効にすれば、この操作で音を出すことはできないということです)
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⚙ 詳細は "各種設定について" のドキュメントを参照して下さい。
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### E. 操作方法 ###
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## 1. マウス・トラックボールによる操作 ##
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Tux Paint の操作の大部分は、標準的なマウス、トラックボール、トラック
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パッド、お絵かきタブレット(通常はスタイラスペンで操作)、タッチスク
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リーン(指やスタイラスペンで操作)など、OS上でマウスとして認識されるデ
|
||
バイスを使用します(詳しくは後述の「タブレット端末やタッチスクリーンで
|
||
の操作」をご覧ください)。
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通常はマウスの左ボタンを使用しますが、これはOSレベルの設定で変更するこ
|
||
とができます。デフォルトでは他のボタンからの入力は無視され、他のボタン
|
||
を使用しようとすると、認識できるのは1つのボタンだけであることを知らせる
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||
ポップアップダイアログが表示されます。ただし、どのボタンからの入力も受
|
||
け付けるように設定することもできます(ドキュメント「各種設定について」
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を参照してください)。
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# a. スクロール操作 #
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マウスホイール、トラックボールのスクロールリング、トラックパッドの「ス
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クロール」ジェスチャー(2本指での垂直移動やトラックパッドの端での垂直移
|
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動など)はスクロール入力として認識され、スタンプ、まほうツール、新規作
|
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成ダイアログや開くダイアログなどのリストを素早くスクロールできます。
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また、これらのリストの上下にあるスクロールボタンをクリックし続ければ自
|
||
動的にスクロールします。
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# b. マウスによる操作 #
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上記のほかにも、マウスとして認識される以下のようなデバイスであれば、Tux
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Paint の操作に使用できます:
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- ヘッドポインティング/トラッキングデバイス
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- 視線追跡デバイス
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- フットマウス
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Tux Paint には「マウスクリックのトグル動作」という操作設定があり、シン
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グルクリックでクリック&ドラッグ操作が始まり、その後のクリックで終了し
|
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ます。(ドキュメント「各種設定について」を参照してください)
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## 2. タブレット端末やタッチスクリーンでの操作 ##
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上述のように Tux Paint はマウスとして認識されるあらゆるデバイスータブ
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レットやタッチスクリーンなどーを使用することができます。これらのデバイ
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スの多くは以下のような追加機能をサポートしていますが、これらは現在のと
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||
ころ Tux Paint ではサポートされていません:
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- 筆圧や傾きの検出
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- けしゴムペン先機能
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- マルチタッチジェスチャー
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## 3. ジョイスティック等のデバイスによる操作 ##
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Tux Paintは OS 上でジョイスティックとして表示されるあらゆるゲームコント
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||
ローラーからの入力を認識するように設定できます。USBやBluetoothで接続さ
|
||
れた最新のゲーム機のコントローラー(Nintendo SwitchやMicrosoft Xboxの
|
||
ゲームパッドなど)も含まれます!
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||
使用する機器やユーザーのニーズに合わせて、数多くの設定オプションが用意
|
||
されています。おおまかな動きにはアナログ入力が使われ、細かい動きにはデ
|
||
ジタルの「ハット」入力が使われます。コントローラーのボタンは、Tux Paint
|
||
のさまざまな操作にマッピングできます(例えば [Escape] キーとして機能し
|
||
たり、ペイントツールに切り替えたり、UndoやRedo操作を呼び出したりな
|
||
ど)。詳しくはドキュメント「各種設定について」を参照してください。
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## 4. キーボードによる操作 ##
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タックスペイントでは、キーボードからマウスポインタを操作することができ
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ます。これには、マウスポインタの移動とクリック、およびインターフェイス
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||
の特定の部分を移動するためのショートカットが含まれます。詳しくはドキュ
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||
メント「各種設定について」を参照してください。
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III. 他の画像の Tux Paint への読み込み
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### A. 概要 ###
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Tux Paint の「ひらく」ダイアログでは、Tux Paint で作成した画像だけが表
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示されます。その他の画像や写真を読み込んで編集するにはどのようにすれば
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良いでしょうか?
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そのための方法は簡単で、画像ファイルを PNG (Portable Network Graphic)
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形式に変換して、Tux Paint で作成した画像が保存されている "saved" フォル
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ダにコピーします。(標準では以下のフォルダ):
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→ Windows Windows 8, Windows 10, Windows 11 ←
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In the user's "AppData" folder:
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e.g., "C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\TuxPaint\saved\"
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||
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||
(Note: The "AppData" folder is hidden (not visible) by default. You
|
||
can enter the path manually in the location bar of your file
|
||
browser (e.g., File Explorer).)
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||
You can use the %APPDATA% variable as a shorthand, i.e.
|
||
"%APPDATA%\Tuxpaint\Saved".
|
||
|
||
You can use the [⊞ (Windows)] + [R] key combination to bring up the
|
||
Run command window, and then type the path and hit [Enter / Return]
|
||
.
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||
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||
→ macOS ←
|
||
In the user's "Application Support" folder:
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||
e.g.,
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||
"/Users/ユーザー名/Library/Application Support/TuxPaint/saved/"
|
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→ Linux / Unix ←
|
||
In the user's "home directory" folder:
|
||
e.g., "/home/ユーザー名/.tuxpaint/saved/"
|
||
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||
(Note: The ".tuxpaint" folder is hidden (not visible) by default.
|
||
You can enter the path manually in the location bar of your file
|
||
browser (e.g., GNOME Files or Dolphin).)
|
||
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||
You can use the $HOME variable as a shorthand, i.e.
|
||
"$HOME/.tuxpaint/saved".
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||
→ Haiku ←
|
||
In the user's "settings" folder:
|
||
e.g., "/boot/home/config/settings/TuxPaint/saved/"
|
||
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||
|
||
💡 注: Tux Paint で作成した画像を他のアプリケーションを使って開く場合
|
||
も、これらのフォルダからになります。しかしながら、「ひらく」ダイアログ
|
||
の「かきだす」の機能を使えば、Tux Paint で作成した画像を、もっと簡単で
|
||
安全にアクセスできるフォルダにコピーすることができます。
|
||
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||
### B. "tuxpaint-import" スクリプトを使う ###
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Linux と Unix では、Tux Paint と同時に、シェルスクリプト
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||
"tuxpaint-import" がインストールされています。このスクリプトは、NetPBM
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のツール ("anytopnm") を用いて画像を変換し、 Tux Paint のキャンバスに合
|
||
うように画像サイズを変更 ("pnmscale") し、PNG 形式に変換 ("pnmtopng")
|
||
します。
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||
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||
また、このスクリプトは、"date" コマンドを使用して、Tux Paint が保存する
|
||
ファイル名に用いる日付と時刻を取得します。(作品を保存したり開いたりする
|
||
ときに、ファイル名を聞かれることはない、ということを思い出してください
|
||
!)
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||
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||
スクリプトの使用法は簡単で、コマンドプロンプトで、取り込みたい画像の
|
||
ファイル名を引数として実行するだけです。
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||
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||
ファイルは変換された後、Tux Paint の "saved" ディレクトリに格納されま
|
||
す。
|
||
|
||
💡 注: 例えばお子さんなど、他のユーザーのために変換作業を行う場合は、そ
|
||
のユーザーのアカウントでコマンドを実行する必要があります。
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||
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||
例:
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$ tuxpaint-import おばあちゃん.jpg
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||
おばあちゃん.jpg -> /home/username/.tuxpaint/saved/
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20211231012359.png
|
||
jpegtopnm: WRITING A PPM FILE
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||
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||
1行目 ("tuxpaint-import おばあちゃん.jpg") が実行するコマンドで、続く2
|
||
行がプログラムの実行中の出力です。
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||
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||
これで、Tux Paint を起動して、「ひらく」ダイアログから変換した画像を開
|
||
くことができます。後は、アイコンをダブルクリックするだけです!
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||
|
||
### C. 手動での取り込み ###
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||
Windows、MacOS、BeOS、そして Haiku のユーザーは、手動で変換作業を行う必
|
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要があります。
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||
変換したい画像ファイルの読み込み、PNG 形式ファイルでの保存に対応した画
|
||
像処理プログラムを起動します。(推奨されるソフトウェア、その他の情報につ
|
||
いては、"PNG.html" をお読みください。)
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||
Tux Paint で、描画キャンパスと異なる大きさの画像を読み込む場合、キャン
|
||
バスに合うように拡大・縮小されます。
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||
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||
画像が引き伸ばされたりぼやけたりしないようにするには、キャンパスの大き
|
||
さに合うようにサイズを変更します。キャンパスの大きさは、Tux Paint の
|
||
ウィンドウサイズや、フルスクリーン動作時の画面解像度に依存します。(注:
|
||
標準の解像度は 800x600 です)。以下の "イメージサイズの計算方法" をごら
|
||
んください。
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## 1. ファイル名の付け方 ##
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||
画像は PNG 形式で保存してください。また、以下のように、Tux Paint におけ
|
||
る命名規則である、現在の日付と時刻を用いたファイル名を使用することを強
|
||
くお勧めします。
|
||
|
||
YYYYMMDDhhmmss.png
|
||
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||
- YYYY = 年
|
||
- MM = 月 (2桁, "01"-"12")
|
||
- DD = 日 (2桁, "01"-"31")
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||
- HH = 時 (2桁, 24時間表示, "00"-"23")
|
||
- mm = 分 (2桁, "00"-"59")
|
||
- ss = 秒 (2桁, "00"-"59")
|
||
|
||
例: 2021年7月31日午前11時5分であれば、20210731110500.png のようになりま
|
||
す。
|
||
|
||
PNG ファイルを Tux Paint の "saved" ディレクトリにコピーします。(上記
|
||
参照)
|
||
|
||
## 2. イメージサイズの計算方法 ##
|
||
|
||
"buttonsize" のオプションが追加されたため、この部分は全面的に書き直す必
|
||
要があります。とりあえずは、Tux Paint で作成した画像のサイズ(ピクセル
|
||
幅と高さ)を調べて、取り込む画像をそれに合わせて拡大縮小してみてくださ
|
||
い。
|
||
|
||
IV.その他のドキュメント
|
||
|
||
このドキュメントの他、"docs" フォルダには、次のようなドキュメントがあり
|
||
ます:
|
||
→ Tux Paint の使用: ←
|
||
x OPTIONS.html
|
||
コマンドライン、設定ファイルのオプションに関する詳細な情報。Tux
|
||
Paint Config を使用したくない人向け。
|
||
x 「まほう」ツールに関するドキュメント ("magic-docs")
|
||
インストールされている、それぞれの「まほう」ツールに関する説
|
||
明。
|
||
x Tux Paint に関するよくある質問("FAQ")
|
||
Tux Paint を使用する上でよくある質問への回答や問題の解決方法。
|
||
|
||
|
||
→ Tux Paint の拡張: ←
|
||
x EXTENDING.html
|
||
ブラシ、はんこ、背景画像の作成方法、フォントを追加する方法、追
|
||
加のスクリーンキーボードの作成、言語入力の追加など、Tux Paint
|
||
の拡張についての詳細説明。
|
||
x PNG.html
|
||
PNG 形式の画像を作成する方法。
|
||
x SVG.html
|
||
SVG 形式のヴェクタ画像を作成する方法。
|
||
|
||
|
||
→ 技術情報: ←
|
||
x INSTALL.html
|
||
コンパイル、インストールの手順.
|
||
x SIGNALS.html
|
||
Tux Paint が応答する POSIX シグナルに関する情報。
|
||
x MAGIC-API.html
|
||
プラグインAPIを用いた独自の「まほう」ツールの作成
|
||
|
||
|
||
→ 開発の記録及びライセンス: ←
|
||
x AUTHORS.txt
|
||
作者と協力者のリスト.
|
||
x CHANGES.txt
|
||
リリース毎の変更点の概要.
|
||
x COPYING.txt
|
||
Tux Paint ソフトウェアのライセンス GNU 一般公衆利用許諾 (GPL)
|
||
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V.お問い合わせ先
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お困りのことがある場合、Tux Paint の開発者や他のユーザーとコミュニケー
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ションをとるための多くの方法があります。
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- バグを発見した場合や機能追加の要望については、プロジェクトのバグト
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||
ラッキングシステムから報告できます
|
||
- プロジェクトに関する様々なメーリングリストに参加できます
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- 開発者へ直接連絡することもできます
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もっとお知りになりたい場合、Tux Paint のウェブサイトの "連絡先" のペー
|
||
ジ (https://tuxpaint.org/contact/) をごらん下さい
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VI.プロジェクトへの参加
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Tux Paint はボランティアベースのプロジェクトであり、様々な形でのご協力
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を受け付けています。
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- Tux Paint の翻訳の作成
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||
- 既存の翻訳の改善
|
||
- アートワークの作成 (スタンプ、背景画像、ペイントブラシなど)
|
||
- 機能の追加や改良、「まほう」ツールの作成
|
||
- 学習教材の作成
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||
- 宣伝や、他の Tux Paint ユーザーのサポート
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||
もっとお知りになりたい場合、Tux Paint のウェブサイトの "私たちにご協力
|
||
を" のページ (https://tuxpaint.org/help/) をごらん下さい
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VII.Tux Paint プロジェクトの SNS アカウント
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Tux Paint は様々な SNS アカウントを利用し、最新情報や作品を投稿していま
|
||
す。
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||
- Bluesky で @tuxpaint.bsky.social をフォローする
|
||
- Facebook で Tux Paint のページに参加する
|
||
- Instagram で @TuxPaintDevs をフォローする
|
||
- Mastdon で @tuxpaint@floss.socal をフォローする
|
||
- Reddit で u/TuxPaintDevs をフォローする
|
||
- Threads で @TuxPaintDevs をフォローする
|
||
- TikTok で @TuxPaintDevs をフォローする
|
||
- Tumblr で Tux Paint をフォローする
|
||
- YouTubeの @TuxPaintOfficial にチャンネル登録する
|
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VIII. 商標について
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- "Linux" は Linus Torvalds の登録商標です。
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||
- "Microsoft" および "Windows" は、Microsoft 社の登録商標です。
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||
- "Apple" および "macOS" は Apple 社の登録商標です。
|
||
- "Haiku" は、Haiku 社の登録商標です。
|
||
- "Facebook", "Instagram" および "Threads" は Meta Platforms 社の登録
|
||
商標です。
|
||
- "Mastodon" は Mastodon gGmbH の登録商標です。
|
||
- "Reddit" は、Reddit 社の登録商標です。
|
||
- "TIK TOK" は、Bytedance 社の登録商標です。
|
||
- "Tumblr" は Tumblr 社の登録商標です。
|
||
- "YouTube" は Alphabet 社の登録商標です。
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